何でも四谷のJ大では、夢見の古代誌、真怪研究、『冥報記』輪読、それぞれの研究グループが草木も眠れぬ真っ昼間から密談を繰り広げているそうな。

2007年4月28日土曜日

次回四谷会談の件などなど

皆さんの投稿になかなかコメント付けられず、申し訳ありません。ははあ、とか、ふふん、とか唸っているばかりの今日この頃です。
しかし「妖怪ストリート」ですか…。うちの大学でやっているコミニュティ・カレッジでも、江戸怪談に関する講座を作って、四谷・番町周辺の怪異スポットを散策したいと思ってるんですけどね。「幽霊ストリート」なんて付けたら、京都とは逆に自治体から文句をいわれそうですが。とりあえず、今度の会談の午前中にお岩稲荷へゆきましょう。

ところで夢。あまり進展ないですが、次回はとりあえず殷周の情況を整理し、皆さんにご意見を伺いたいと思います。もう少しデータを集積できるかと思いましたが、統計処理するような形は難しいかも知れません。甲骨における「夢」字の現れ方、意味などを質的に検討し、周王朝〜春秋戦国期の夢観にぼちぼち及ぶ方向です。主軸は貞人・占夢官の知識・技術と、その〈賢人〉への移行、底流として存在する史官の実践ですね。しかし、昨年首都大OUで講義したときにはかなり端折っていたので、あらためて調べてみると幾つも新しい発見があります。『詩経』なんて、あれほど具体的に夢占の「主観」が語られているとは思いませんでした。

そうそう、会場・時間は前回と同じです。またメールは送信しますが。

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