何でも四谷のJ大では、夢見の古代誌、真怪研究、『冥報記』輪読、それぞれの研究グループが草木も眠れぬ真っ昼間から密談を繰り広げているそうな。

2007年4月20日金曜日

「今月のオススメ」な「スピリチュアル」

さすがに三回続けるとホントにそれらしくなったかな、と思っている金曜担当(自己申告)のと”ゐです。
さて画像は、東北線と上越線との分岐点・大宮駅の構内で、書店など店舗を案内する掲示板に登場した「スピリチュアル」です。このネタを「真怪」とすべきかそれこそ怪しむべきところですが、まぁ昨年末からマスメディアに頻出する「スピリチュアル」ブーム、たとえばロハス野村さんが自身のブログで取り上げた雑誌の特集なんてのも、緩やかに連なる問題系として捕捉したいところ。
民俗学では、「フェイクロア」や「フォークロリズム」なる用語でもって、従来のフォークロアとは違う位相の何かを析出しようと藻搔いておりますが、このマスメディアに頻出するようになった「スピリチュアル」に対し、スピリチュアルな動向を検討してきた宗教学が、はたしてどんな動きを見せるのか、たいへん気になるところです。

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