何でも四谷のJ大では、夢見の古代誌、真怪研究、『冥報記』輪読、それぞれの研究グループが草木も眠れぬ真っ昼間から密談を繰り広げているそうな。

2007年6月12日火曜日

百鬼夜行とエコロジー

ほぼ日刊四谷会談: 妖怪ストリートで話題になった大将軍商店街に行ってきました。「コメント欄にてご教示願います」とのことでしたが、写真を撮って来たのでエントリとして投稿します。

商店街の雰囲気はそこらにある商店街ですが、お店の軒先に手作りの妖怪がいるのが、「百鬼夜行」ってことなんでしょう。例えば、お菓子屋さんの子泣きじじい?とか、

学生服を着た一つ目小僧とか。


ちょっと面白かったのは、エコロジーと結びつけていたということ。大将軍商店街 妖怪ストリート 古道具たちの百鬼夜行にも、

大将軍商店街では、器物の妖怪である付喪神を題材にエコロジーやリサイクルの重要性を訴えながら、長きにわたり日本人に愛されてきた妖怪たちの奇奇怪怪な魅力をアピールし、より魅力的な町づくりを目指しています。
と述べられていますが(強調moro)、妖怪君たちもアピールしています。


また、これは今回初めて知ったんですが、百鬼夜行資料館なる小さい展示スペースがあったので寄ってみました。

この中には図書コーナーもあったんですが、そのラインナップがちょっと面白かったです。大部分は普通の怪談、伝説、説話本や京都の歴史関係(「魔界」系はもちろん含む)、ブックスエソテリカ系、それに水木しげる先生や諸星大二郎師匠のマンガとかだったりするわけですが、そういうのに交じって、『前世を記憶する20人の子供』、山口敏太郎の妖怪本、大谷宗司編『超心理の科学 日本超心理学会シンポジウム』(図書出版社)などのオカルト系が交じっていました(スウェーデンボルグ『霊界日記』もあったな)。

オカルト、ニューエイジ、エコロジーは地続きと言ってよいかと思いますが、妖怪ストリートのなかでもこのようなリンクが発見できて、何だか妙に納得してしまいました(って言うより、勝手にこじつけてるだけか (^_^;;)。

2 件のコメント:

と”ゐ さんのコメント...

いやぁ朝っぱらから笑わせてもらいました(^^)そうなんですよ、私も偶然その「エコロジー」云々と結びつけていることを知り、ぜひともその実態を垣間見たいと思っていたところでした。なるほど興味深いリングもといリンクですね!
私としてはさらに「特定の教育機関、団体、法人等の手を借りることなく」運営してます、との宣言がなかなかにツボでした(w)

moro さんのコメント...

やはりエコロジーに反応してましたか (^_^;;
時間があればお店の人とか、観光協会の人とかに話しかけたかったんですけど、授業があったんでさくっと帰りました。あと、資料館にはノートが置いてあって、来訪者の書き込みがありましたが、これもじっくり見られませんでした (^_^;;

偶然ですが、ここ何日か、京都新聞には百鬼夜行ストリートの記事がぽつぽつと出ています。今日はこれ:
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007061300073