何でも四谷のJ大では、夢見の古代誌、真怪研究、『冥報記』輪読、それぞれの研究グループが草木も眠れぬ真っ昼間から密談を繰り広げているそうな。

2007年12月14日金曜日

石炭の魔術性

もろです。

南山宗教文化研究所「科学・こころ・宗教」プロジェクトのAAR報告はたいへんありがたいし、おもしろいですね。

中でも目に付いたのはRichard J. Callahan「石炭の力――中央アパラチア地帯における発展と魔術化」という発表(アメリカ宗教学会(AAR)サンディエゴ大会に参加して(2))。石炭産業の発展によって迷信などがなくなったのは、単なる民俗文化の衰退ではなくて「石炭という岩がもつ「力」に魅力を感じる主観的フェティシズムなのであり、魔術性は姿を変えて継続したともいえる」とのこと。最近、コンピュータの宗教性みたいなことをブログにちょっと書きましたが、当時最新テクノロジーだった石炭だってそうだったんだよなーと納得。

0 件のコメント: