石炭の魔術性
もろです。
南山宗教文化研究所「科学・こころ・宗教」プロジェクトのAAR報告はたいへんありがたいし、おもしろいですね。
中でも目に付いたのはRichard J. Callahan「石炭の力――中央アパラチア地帯における発展と魔術化」という発表(アメリカ宗教学会(AAR)サンディエゴ大会に参加して(2))。石炭産業の発展によって迷信などがなくなったのは、単なる民俗文化の衰退ではなくて「石炭という岩がもつ「力」に魅力を感じる主観的フェティシズムなのであり、魔術性は姿を変えて継続したともいえる」とのこと。最近、コンピュータの宗教性みたいなことをブログにちょっと書きましたが、当時最新テクノロジーだった石炭だってそうだったんだよなーと納得。
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