何でも四谷のJ大では、夢見の古代誌、真怪研究、『冥報記』輪読、それぞれの研究グループが草木も眠れぬ真っ昼間から密談を繰り広げているそうな。

2007年8月17日金曜日

頭を解す(アタマヲホグス)


たまたま遭遇した、豚の顔を解体する(=肉を削ぎ落とす)現場の画像をアップします。この現場を撮影しつつ頭に浮かんだのは、梅棹忠夫さんのエピソードです。
うろ覚えで申し訳ありませんが、こんな話です。梅棹さんが京大人文研にいた頃、論語(あるいは四書五経のいずれかだったかもしれません)の読み方について、人文研東方部の同僚に問い質したそうです。モンゴルのフィールドワークで屠畜を見慣れた立場からすると、この部分はこう読むべきではないか、と。その顛末までは覚えていないのですが、フィールドワークと古典とが遭遇するエピソードとして、と”ゐとしては印象深い話です。
日本や中国の古典を扱う人たちが集うこの場でお披露目するのも意義深いかと思い、投稿します。

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