何でも四谷のJ大では、夢見の古代誌、真怪研究、『冥報記』輪読、それぞれの研究グループが草木も眠れぬ真っ昼間から密談を繰り広げているそうな。

2007年7月27日金曜日

解釈共同体

飯田橋では“伝説の講師”ブルースSato氏の謦咳に接することができ、また(僅かな時間でしたが)参集された皆様と懇談できまして、と”ゐは大変面白い夜でございました。興味深いことに、今回の夢見シリーズでは見事に〈近世〉が跳んでいる……ちょっと埋めてみたい枠ではあります。
一方で夢見の実践に必要不可欠ともいえる「解釈共同体」の問題もまた興味深い。真怪の問題につながる怪異・妖怪文化もそうですが、誰とそのリアリティを共有し情報交換するか?は重要なポイントですよね。講義@飯田橋で最後に拝見したビデオなど、宗教(的)結社の光景としては馴染み深いものです。ただそれを「夢」の領域のみで切り取るのか、それとも日常生活全般(「夢」に対すれば「現」?)に拡張するのかの違いはありますけれども。
別の興味として「解釈共同体」とググると、マンガ評論・研究関連のサイトが目に付きます(^^)「解釈共同体」という用語が、それこそどの解釈共同体で流通しているのか、これまたチェックしておきたい問題です。

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