何でも四谷のJ大では、夢見の古代誌、真怪研究、『冥報記』輪読、それぞれの研究グループが草木も眠れぬ真っ昼間から密談を繰り広げているそうな。

2008年9月10日水曜日

日本近代仏教史研究会『近代仏教』15号目次

北條さんに倣い、雑誌目次をアップします。

  • 石井公成 「明治期における海外渡航僧の諸相―北畠道龍、小泉了諦、織田得能、井上秀天、A・ダルマパーラ―」
  • オリオン・タウラタウ 「辻善之助の仏教史学とその構想―江戸時代の語り方を中心に―」
  • 山本世紀 「北甘楽各宗和敬会と釈放者保護活動について」
  • 繁田真爾 「日清戦争前後の真宗大谷派教団と「革新運動」―清沢満之「精神主義」の起源―」
  • 指方伊織 「M・L・ゴードンの大乗非仏説論―宣教師がもたらした近代仏教学―」
  • 辻村志のぶ「〈新刊紹介〉木場明志・程舒偉編『日中両国の視点から語る 植民地期満洲の宗教』
  • 岡田正彦 「〈新刊紹介〉谷川穣著『明治前期の教育・教化・仏教』」
  • (彙報)モール・ミッシェル 「欧米新刊雑記」
石井論文については、すでにもろさんが言及されてますね。

2008年9月3日水曜日

『国文学 解釈と鑑賞』8月号「特集 フォークロア研究の最前線」

このブログをまったく機能させないでおりまして申し訳ありません。
抜本的解決には至っておりませんが、土居さんから「他領域との情報交換に活用せよ」とのご批判をいただきましたので、今回は一月遅れながら標記の雑誌のデータを入力しておきます。

○総論
・小池淳一「民俗研究の新しい流れ」
・菊池 暁「「おまえはすでに〈民俗学者〉だ」―〈民俗学〉の「可能性」なるものの語り方」
○歴史と思想のフォークロア
・杉 岳志「天変とフォークロア」
・宇野功一「都市祭礼における起源伝承の創出と活用-近現代の博多祇園山笠を例に」
・小田真裕「国学とフォークロア-宮負定雄における民俗」
・鯨井千佐登「皮をむく境界の神」
○近代とフォークロア
・青木隆浩「近代規範意識とフォークロア-若者文化との対峙」
・川村清志「フォークロリズムの射程、あるいはポスト民俗学にむけて-」
・内田順子「民俗誌映画の課題」
・真鍋昌賢「漫談とは何か-口承文芸研究の新たな課題として」
・丸山泰明「軍隊のフォークロア-航空兵の記憶」
・渡部鮎美「歩く人生-秋田県八郎潟周辺の生業の変貌とその労働観」
○現代社会のフォークロア
・山田慎也「現代儀礼研究の課題と方法-葬送儀礼研究を中心にして」
・板橋春夫「通過儀礼の新視角」
・大石泰夫「老人と過疎-民俗芸能の継承から」
・室井康成「政治/選挙をめぐる民俗学的思考-その意義と若干の展望」
・重信幸彦「〈遊撃〉の街へ-新自由主義の時代を走るタクシー」
○文学とフォークロア
・山田厳子「巫女と戦争-東北における危機のフォークロア」
・伊藤慎吾「貴族のフォークロア-室町期の紀伝道を中心に」
・上野 誠「歌による暴力-心性と場と」
・佐藤 優「口承文芸研究と文学史-〈口承〉研究を視座として」